『儚い羊たちの祝宴』を読みました

米澤穂信作のミステリー短編連作小説『儚い羊たちの祝宴』を読みました。「ラスト一行にこだわった」と帯に書くだけあってほんとに最後の一行がかなり印象的な短編集でした。ミステリーですが、推理するというよりはホラーちっくで展開に驚かされるというのを楽しむような小説です。

それにしても、昭和初期あたりが舞台と思われるのですが難しい言葉が結構出てきます。たとえば「詠雪の才(えいせつのさい:文才の事)」とかいう言葉がサラっと書かれていたりしますが、意味がわからないのでスマホで調べたりしながら読みました。米澤穂信さんの小説は初めて読んだのですが、他のも興味があるので今度また図書館で借りてこようと思います。少し結末がはっきりしていなくて難解なところもあるのですが、意外と後読感は良いのでいろいろ読んでみたいです。

短編では一番最初の「身内に不幸がありまして」と「山荘秘聞」が面白かったです。難しい言葉を抜きにしたら短編なので読みやすいし、展開にハラハラするので案外早く読めます。ミステリー好きにもけっこう評価はいい本みたいですね。最後の書き下ろしの章でこれまでのお話しが繋がるところも良かったです。(繋がると言っても、全部のお話しに伏線があるというわけではないですが。)

話は少し逸れますが、学生の頃の読書感想文の課題は原稿用紙5枚分とかだったと記憶しているのですが、よくあんな長い感想文を書けたなと思います。詠雪の才、私にも備わっていたら良かったなと思います。

 

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